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三重県立杉の子特別支援学校

2010.04.15

こんにちは。すずき英敬です。


さて、今日は特別支援学校のお話。
昨日、鈴鹿市にある「三重県立杉の子特別支援学校」(http://www.mie-c.ed.jp/ssugin/)
を訪問させていただきました。
この杉の子特別支援学校は、昭和52年に養護学校として設立しましたが、
隣接する鈴鹿病院に入院している筋ジストロフィーの子どもたちのために設立されました。
このときに通っていた子どもは30名程度。


これまで鈴鹿市・亀山市の障がいを抱える子どもたちは、
以前の私のブログにも書かせていただいた
四日市の「西日野にじ学園」や「北勢きらら学園」まで通わざるを得ず、
保護者の方々も相当負担になっていました。
そこで、そのような方々の声も踏まえ、
また、平成19年に、国の特別支援教育の制度改正に伴い、
現在の形で、肢体不自由の子どもだけではなく、
知的障がい、重複障がいなどの子どもたちも受け入れる形で新たなスタートを切りました。
平成19年には39名だった児童生徒が、
平成20年には58名、平成21年には90名、平成22年には114名と激増しています。


先程書いたように、病院併設時代からの施設のままなので、
・教室などの施設不足
・運動するためのグランドがない(本当に小さい中庭しかありません)
・スクールバスも2台しかない(児童生徒激増に対応しきれない&2時間かかっての送迎)
・給食が自校調理でない
など様々な課題を抱えています。


そして、以前のブログでも書きましたが、特に課題なのは、進路の問題。
初めて卒業生を出すこととなった平成21年の時は、
国の緊急雇用に関する補助金で、
ハローワークでいうところの求人開拓員にあたる「職域開発支援員」を
1校1人つけてくれたので、大変助かったとのことで、
それを単発の緊急雇用事業ではなく、
今年度以降も継続してほしいとのことでした。
確かに、一人ひとり障がいの度合いが異なる子どもたちの日々の対応で、
職員のみなさんはいっぱいいっぱいですから、
そういう方がいてくれると本当にいいと思います。
ただでさえ、三重県は、障がい者雇用が日本でワースト1とかワースト2の状態ですから、
絶対に必要だと思います。


また、就労かどうか別として、高校卒業後にも利用できる施設が
このあたりにはないということも保護者のみなさんが本当に不安を持っているそうです。
三重県玉城町には、「宮の里」
という施設があり、本当に助かっているそうです。
保護者のみなさんが、共働きなどで働かないといけない中、
高校卒業したら見てくれる施設がないと
働きにもいけず、さらに苦しい生活を余儀なくされるという悪循環になってしまいます。
ぜひこの鈴鹿、亀山にもそういう施設を作る必要があります。


そして、校長先生がおっしゃっていたのは、
「とにかく地元のみなさんに杉の子がどういう学校で、
 どういうことをやっているかを知ってもらいたい。
 知ってもらえたら、どうやってみんなで共生していくかが見えてくる」
と。全く同感です。


その意味で、この4月から、
石薬師高校の空き教室を杉の子特別支援学校分校として、
障がいの度合いに関係なく、通学可能な高校生46名が通うようになりました。
このような取り組みはもちろん県内初ですし、
他県は軽度な障がいの方を別棟などに入れるケースが大半であるものの、
この分校の場合は、隣の教室がまさに普通科で、
しかも通学可能な高校生を全部通わせるという形態は、
またに日本初であるそうです。
ほんとにすばらしい取組です。
関係者の皆さまのこれまでご苦労に本当に敬意を表します。


地域のみなさんに知っていただくために、私も微力ながら頑張ります。


写真は、杉の子特別支援学校に通う中学1年生の女の子が
コンピューターグラフィックで作った絵です。
全くのオリジナルだそうです。
そしてそれをTシャツにプリントしたものです。


誰もがお互いを認め合う社会にしたいです。

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